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ISHIKAWA Kiyotaka

Monthly Archives: 11月 2014

難病認定と障害認定の申請。

今日は区役所と保健所。
難病認定の申請は保健所へ提出なのだけれど、住民票や課税証明がいるというので先に区役所へ。
住民戸籍課と納税課に寄ってから健康福祉課へ。
健康福祉課では診断書と申請書、今朝慌てて撮った

4cm×3cmの証明写真を提出。
いろいろ出すものは多いけれど、障害者手帳が交付されると一定額以上の医療費免除などの援護も受けられるそうです。 

その後、保健所へ行って難病認定の更新。
今年から法律が変わり、申請時期もずれたりして、臨時窓口を出してくれていました。
どこの窓口もほぼ待つことなく用事が済んで、役所の方々の努力が伺えました。 

でもひとつだけわがままを聞いてもらえるなら、庁舎の廊下の手すりの下にゴミ箱を置くのはやめていただきたく…思い切り蹴飛ばし、派手な音をたてました。

次回役所に行った時にまだ置いてあったらすぐやる課さんに相談しよう。

2015.3.18追記

前回つまづいた廊下のゴミ箱は無くなっていました。どなたか気がついてくれたのでしょうか…

ありがたいです。

こみゅぷろ!バード。

こみゅぷろ!inホール公演がおわりました。

当日券でいらしてくださった方も多く、楽しい公演になりました!

終わってしまってなんかさみしいので、

デザイナー・進千紘さんが作ってくれたチラシを残しておきます。

上のパタパタはチラシの中に出てくるこみゅぷろ!バードちゃんです。

今名付けました。もっと良い名前、募集中。

bird - comupro

bird – comupro

こみゅぷろ(A4)

こみゅぷろ!リハとラジオと…もろもろと

11/4。
午前中にNHK千葉放送局の「ひるどき情報ちば」の「ひるどき特集」に「こみゅぷろ!」を取り上げていただいたので、自宅で電話生出演。スタジオだったら緊張するんでしょうね…(汗)

午後から初台で「こみゅぷろ!inホール」のリハ。
東京フィルの6名と歌の西山さん、千葉のアーティストのトリオ二組。
西洋楽器の「ブーケ・デ・トン」は馴染むけれど、オケメンバーの中に沖縄三線や津軽三味線が入った「にこにこ・さんさん」はなんだか面白い。これで今日来られなかった二胡が入ったらどんなになるんでしょう。
目撃したい方は8日土曜日に千葉市文化センターへお越しください!

リハ終了後、隣の新国立劇場にいらっしゃる、演劇の制作の方を突撃訪問。
久しぶりにお会いしましたがウェールズ、スコットランド、日本の最新の演劇や他のジャンルのアートのファミリー向けのお話などが聞けました。
お忙しいのにありがとうございます。

ネット上でローカルアートのトーク番組始めた際にはぜひお話しに来ていただきたいと思ってます!(ひとりで勝手に決めてます・笑)

そしてトマトタンメンがおいしい白龍館さんで少し写真の撮影。
間も無く本番なので準備に入ります。

シンポジウム&ワークショップin京都 Day2

昨日に引き続き、京都。今日は池坊短期大学のホールにて、ワークショップ。

同志社大も池坊短期大学も建物が1号館とか2号館じゃなくて、

良心館とか、和な名前。洒落てます。

 

午前中は仲道郁代さんの鑑賞型ワークショップ。

「音が見える人になって欲しい」とのことで、工夫を凝らして音を視覚的に訴えていました。

抽象的なイラスト(画)を3枚見せながら短い曲を弾いて、終わった後にどの画が曲のイメージに近いか尋ねられて、みんなそれぞれに手を挙げる。そのうち2、3人から何でその画が一番イメージに近いか尋ねるとそれぞれ答えはみんな違う。

「あったかそうだから」。

「水面に浮かんでいる」。

それぞれ違って、それぞれみんな正解。「正解はみんなの心の中にあるんだよ」と、郁代さん。

今回は大人の集まりだったけどみんな顔がほころんだ。

・鑑賞型のWSでは説明をするのではなく、五感に訴える

・他の芸術のジャンルからのアプローチ

・「正解」ではなく、「自分の答え」

・他人の意見も認める

ことについてポイントを置いているそうです。

 

体験型のWSでは、

・感じる事は人それぞれで良いと実感してもらう

・他の参加者に「認めてもらう」体験をすること

をポイントにしているそうです。

ワークショップを行う上で必要な事をたくさん話していただきましたが、

ここではとても書ききれません。

 

マイク・スペンサーさんは「時間と調和の探求」というお話&ワーク。

2人1組で新しい友達と脈を取り合う。これは鼓動の実感。

パルスから始まった音楽の起源から始まり、いつもの独特なプログラムで

ハーモニーやポリフォニーを理解しやすく話&実践してくれます。

楽典の辞書も大事ですが、こういうぐいぐい引き込まれるようなきっかけ(仕掛け)も必要だと思いました。



河村晴久さんは、能の面(おもて)にまつわる話、「かまえ」の体験、など基本のきから説明してくれました。謡の方々も来てくれて演奏も聴かせてもらう。謡にあわせて一般の人が手拍子する経験なんてそうは無いだろうと思います。

能は五線譜のように決まったものではなく、緩急や音程は演者によって毎回異なるそうです。

型(かた)は決まっているますが、もしかしたら能は形のあるJAZZなのかも知れませんね。

 

 

とりとめもなく備忘録的に書いてしまいました。

 

 

シンポジウム&ワークショップin京都 Day1

同志社大学で開かれたシンポジウム&ワークショップ「世界から見た日本の真髄」。

一日目はシンポジウムで日本文学がご専門のJ・ルービン教授(ハーバード大名誉教授)の講演からスタート。村上春樹氏の、最近だと「1Q84」の英訳もしたルービン教授。能の研究をされたこともあるそうですが「研究すればするほど奥深く限りが無い」という・・。

確かに深いです、能。もちろんまだまだ浅いところしか知りませんが。

これは後ほど聴いたシテ方の河村晴久先生のお話ですが、自然との調和、大地(自然)とひとつになろうとする姿勢が能の基本スタンスのようです。

 

ルービン教授の後には、丸紅で活躍された紿田 英哉氏の講演。

紿田さん自身はスズキ・メソードでヴァイオリンを幼少から習い、そのことが後のビジネスマンとして国際社会の中で多いに役に立ったと教えてくれた。

そのスズキ・メソードがU.S.を経由してベネズエラに渡り、それをヒントにエル・システマが生まれた。

そして東日本大震災の後、再び海を越えて日本に帰って来て、エル・システマジャパンという音楽を使った活動・教育システムになっているとのこと。

外国との異文化交流と言うのはこういう事なのかもしれませんね。

 

その後にマイク・スペンサー氏、仲道郁代氏、河村晴久氏のそれぞれの活動(ワークショップ)の状況やスタンスなどを30分くらいづつ話していただいた。

この3方のWSのお話は翌日のワークショップで。

 

最後に近藤誠一前文化庁長官の講演。

近代合理(科学・物質・効率)主義で、左脳を使う事が多くなり、社会は発達したが、精神性やモラル(右脳のこと)の復権が必要とのご意見。

ロイヤルコペンハーゲンの美しい色彩・綺麗な円と日本の楽焼の自然にとけ込む色彩や・いびつにも見える形。

日本はより自然と共存、自然の中に生きる事を考えていたかがわかる例をあげて、現代でも多様性を受容出来るはず、余白(間)を大切にする分かである事を改めて示してくれました。

 

1日目のプログラムは以上。

 

その後フル回転したアタマを冷ます為にチームいくよ〜の仲間とご飯へ。

結局お豆腐屋さんでも話は尽きず、22時ころカフェへ。

とっぷり夜も更けました。